災害対策には一軒家?マンション?
結構、意見が分かれているこの問題。どっちが良いか考えてみます。
問題なのは賃貸か、購入か
実は、一軒家でもマンションでも契約内容によってお勧めが違います。マンションなら、賃貸一択だと思っています。
家が崩れた時に起こる問題
購入したマンションの場合、積立があるから安心と思っている方もいるかもしれません。でも、ヒビ割れ程度であれば、その積立でなんとかなるかもしれませんが、住めそうで住めないという中途半端な状況もありえます。
中途半端な状況が1番厄介です。もっとお金を出して改修しようという意見もあれば、そんなお金は払えないという人もいるでしょう。改修が必要なマンションは売れませんし、意見が割れ何も進まないまま何年も、、、という事があります。
これが、賃貸であればサッサと解約すれば済みます。
全壊した場合を想定
全壊してしまった場合、マンションであれば大切な物を取り出すのはとても困難だと思います。鉄筋コンクリートなどの重い物は持ち上げられません。また、改修などのスケジュールは自分で決められない為、時間をかけて取り出す事も難しいと思います。
その場合、一軒家であれば所有権は自分のみ。スケジュールもなんとでもなります。瓦礫の中から大切なものも取り出すことができる可能性も高くなるでしょう。
実際、阪神淡路大震災では、祖母はお位牌などいくつも取り出す事が叶いました。
災害後の状況はわからない
半壊になるか、全壊になるか誰にもわかりません。家が新しくて耐震構造であっても、地盤が緩く、土台がダメになっている事もあります。土台の耐震化は震度5までを想定しているとのこと。能登半島地震で転倒したマンションは地盤が緩く、プリンの上に建っているようなものだったとか。
震度7以上に耐えられる(地盤も含めて)建物は、まだ開発されていないのかもしれません。マンションだから大丈夫という常識は変わってしまったのです。
お勧めは一軒家購入
一軒家であれば、揉める事もなく自分でどうするのか決める事ができます。部屋を一室だけ耐震化する事も後からできます。そして、重要なのは何がなくなっても土地は残ります。土地は売ることもできるでしょう。
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