Web制作やデザイナーを目指すなら面接で必要なのはポートフォリオだけじゃない

この業界に足を突っ込んで10年以上経ち、私なぞが面接官を務めさせていただく機会もありましたので、その時に気づいたことを書いていきます。

ポートフォリオは必須

まず、制作やデザイナーをするに当たってポートフォリオは必須だと感じました。多分ポートフォリオ提出なしの所はそうそうないのではないかと思いますが念のため。

ポートフォリオは、カラー印刷(渡す用)と、URLを事前に渡しておく事をお勧めします。PCを持ち込んで見てもらうのもありですが、ただでさえ緊張する場面でWi-Fiが繋がらないなどはますます自分が追い込まれます。

できれば、数は3種類以上が比較しやすくよいと思います。

共通する情報提供

ここで面接官が注目するのは下記です。

  • どんなユーザーに向けて何を目的に作ったのか。
  • どの部分を特にどんな理由でこだわったのか。
  • 制作期間や制作にかけた時間。
  • 扱ったソフトは何か。

案外答えられない人が多いのがこの部分です。

好きなように作るのが楽しいのは1番大切かもしれませんが、仕事としてやる場合、お客さんにとってメリットとなるものを期日までに納品しなくてはなりません。

日頃制作するのに、どれくらい時間をかけているか計る癖をつけましょう。

ポートフォリオにつけると良い資料

企画書です。これはポートフォリオの数が少ない場合にも有効だと思います。Web制作の場合であれば、サイトマップ、ワイヤー、デザイン素案があると説得力がありますし、実際に何ページで、どんなソフトをどの程度扱えるかがパッと見て判断できます。

デザイナーの場合も、下書きに工夫した点や自分で自分を添削した部分を書き込んだものがあればわかりやすいです。

Web制作の場合

AWSに構築してくる人が多いですが、制作会社によってAWSを扱うかどうかは変わってきます。入りたい会社が扱っている規模のサイトはどれくらいで、どのサーバーを使っているかを事前に調査しておいてください。

レンタルサーバーを使っているようなら、安いサーバーでいいので、実際にレンタルしてFTPでアップロードしたり、Basic認証をかけておいたり、その制作会社に近い環境作りをすることで、即戦力になると判断されるはずです。

ゴリゴリ、プログラミングをしていきたいならサーバー周りにも強いことも大切です。

デザイナーの場合

使っているソフトや、制作環境を説明できると良いと思います。ペンタブレットにも種類がありますし、会社が提供するソフトを使わないといけないことが多いです。有料にはなりますが、基本としてはadobe会社のPhotoshopや Illustratorを扱えると話が早いです。それはベクター画像が必要とされる機会が増えたからです。

ポートフォリオもPhotoshopではこちら、Illustratorではこちらと使い分けができていると良いです。

また、解像度やRGB、CMYKを理解しておくのも大切です。

実際に、プリントパックなどで入稿をしてみるのも響くかもしれません。名刺は100枚1,000円程度なので、作っておいて損はないでしょう。

最後に、共通して意識してほしいこと

会社の規模により、営業とディレクター、制作と完全分業のところもありますが、Web制作もデザイナーもお客さん相手の商売です。お客さんと直接打ち合わせをしてヒアリングする事も出てくると思います。

その時に自分はどんな風にお客さんと接していきたいかを考えておくと、そのような質問を向けられた時に答えられます。私は、特にそこを意識して判断させていただいていました。

自分の目指すところを明確にしておくとキャリアアップにも繋がると思います。

是非、参考になればと思います。

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なぐログ
   

ナクジイ

猫4匹と同居。中学生から独学でWeb制作を始め仕事として10年ほど。Web制作依頼でお困りの方にも相談しやすく伴走したいと思い制作ノウハウだけでなく依頼者向けのコンテンツを提供。訳あって週4勤務中。おっとりしてそうに見えるらしいが、結構じっとしていられないタイプ。

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